友だちもいるし、仕事もある。毎日楽しいし、不満も何もない。でも、なぜか物足りない・・・。リターンスクールを受講する前のニックネーム「さっちゃん」は、そう感じていたと言います。
自分自身をもっと深く知りたい。そう思って飛び込んだリターンスクールで、さっちゃんは「もっと自分の可能性を信じる」そして「自分の感覚を信じる」ことができるようになったと言います。そして、自らが描いた「理想のパートナー」と出会い、結婚を控えているさっちゃん。
リターンスクールでの変化と、これからのことについてお話を伺いました。
「不満はない」けど「何か物足りない」毎日
ーーリターンスクールを受講する前の状況を教えて下さい。
私は毎日、何の不満も不安もなく、楽しく暮らしていました。友だちもいて、仕事もあって、楽しくて。ただ、良くも悪くも「波のない毎日」を送っていた感覚はあります。
なので、何かものすごく困ったことがあったとか、解決したい大きなテーマがあったわけではなかったのですが、「自分をもっと深く知りたい」「何か前に進むきっかけになればいい」という気持ちは持っていました。
そんな状況でリターンスクールを知ったのですが、最初はものすごく迷いました。
「何が得られるかわからない」
「大金を出して、何も変わらなかったらもったいない」
「自分の内面を話すのがイヤだ」
などなど、色々と「やらない」理由を探していました。でも、家族や身近な友人がリターンスクールを受けて、人生が開いていったような印象があり、「私もチャレンジしたい」と思って思い切って受講を決めました。
ーーリターンスクールを受講して、いかがでしたか?
リターンスクールは全6回で、毎回ファシリテーターとのセッションがありました。その1回目で、私はファシリテーターからこう尋ねられました。
「自分の可能性を信じたいと思ってる?」
私は、もちろん「はい」と答えました。でも、心のどこかで、誰かのせいにして挑戦しようとしていなかったり、今のままでも良いや、と思っていた自分がいたことに気付きました。
そして、ファシリテーターから言われたこの言葉が、私にとっては未だに心に残っています。
「さっちゃんが自分を信じている以上に、私はさっちゃんを信じてるから」
これを聞いて、私は思わず涙が溢れてしまいました。この言葉にものすごく安心感を覚えたし、信じてくれる気持ちに応えたい、「自分を変えたい」と強く感じたのです。
自分の感情を出すことに許可を下ろせた
ーーリターンスクールを通じて、大きく変化したことは何ですか?
周りの人からは「明るくなった」と良く言われます(笑)。リターンスクールを受講する前の私は無機質・無感情だったのですが、だんだんと自分の感情を表に出せるようになっていきました。
それはたぶん、中学生か高校生の頃から、何かに期待して裏切られ、傷つくのがイヤだから、できるだけ自分の感情を出さず、クールに装うことをしていたのがクセになっていったからだと思います。
リターンスクールでは、自分のイヤなところや汚いところをさらけ出しても受け止めてくれる、という安心感があって、「このメンバーになら、何を言っても大丈夫」と感じさせてもらえました。それが、自分の感情を表に出せるようになるきっかけになったのかなと思います。
ーーそれは、大きな変化ですね。
そうですね。加えて、今まで以上に自分のことが好きになった気がします。今までも自分のことは好きでしたけど、ダメな自分や出来ない自分も含めてOKを出せるようになりました。
そのおかげで、完璧主義が少し緩まって、自分自身が楽になったのと同時に、周りの人も許せるようになっていきました。
「理想を描いて、現実化する」を実践
ーーリターンスクールを通じて、理想のパートナーが見つかったと伺いましたが・・・?
元々、私はパートナーに全く意識が向いていませんでした。「(パートナーが)いた方がいいな」でも「いてもいなくても、どっちでもいい」くらいに思っていました。
でもある時、ファシリテーターから「色々な理想を描くより、まずは一つの項目に絞ってみたら?」というアドバイスをもらったこともあり、理想のパートナーと出会うことに集中してみよう、と思いました。
ファシリテーターに「理想のパートナーに出会うコツって何ですか?」と聞いたら、返ってきた答えは「『出会う』と決めること」。
そこで私は「よし、『出会う』と決めるぞ!」と、理想のパートナーと出会うことに全力を注ぐことにしました。
ーーなるほど。どんなことから始めたんでしょうか?
まずは、自分自身の「理想」を書き出すことから始めました。どんな人が良いのか、どんなことを求めているのか・・・、漠然とは頭にありましたが、それを改めて書き出してみることにしたのです。
「優しい」「面白い」「健康」「背が高い」「スポーツをしてる」「年下」「お酒の飲み方がきれい」などなど、とにかく理想を描いていきました。「私のことがめちゃくちゃ好き」とかもありましたね(笑)
自分の理想が明確になったら、後は「そうなる」と自分自身の潜在意識に打ち込むだけ。なので、2021年12月、私はリターンスクールを出発(修了)した際に「12月中にパートナーと出会って、2022年に結婚!」と宣言していました。
ーーかなりスピーディーですねえ(笑)。結果、どうなったのでしょう?
12月のある日、元々あった夜の予定がキャンセルになってしまい、「せっかくだから一人で飲みに行ってみよう」と思って、一人飲みをしてました。
その時に出会ったのが、今の彼氏です(笑)。それまでの私だったら「こんなところで出会った人と連絡先交換するなんて危険」とか「常識的に良くない」と思って、きっと連絡先を交換したり、その後やり取りをすることもなかったと思います。
でも、その時の私の直感は「この人は大丈夫」という根拠のない自信を持っていました。リターンスクールでは「自分の感覚を信じる」とか「自分の肚に聞く」といったことを大切にします。
外部情報や常識、今まで身につけてきた概念を基準にして判断するのではなく、自分の感覚・感性を信じる。それが身についていたから、飲みに行った先で知り合った人と連絡先を交換するという今までの私では考えられなかった行動が出来たのかもしれません。
ちなみに、彼氏とは2023年12月に結婚する予定です。時期は少しズレましたが、自分の思いや理想を描くと、ちゃんと現実化するんだ! ということを身をもって体験しました。
自分で自分を幸せにする
ーー最後に、これからやっていきたいこと、チャレンジしたいことなどを教えて下さい。
2023年の11月に結婚を控えているので、「幸せな家庭を築くこと」が直近の目標です。私は元々末っ子で、心のどこかに「誰かにやってもらおう」「幸せにしてもらおう」という気持ちがありました。それは、リターンスクールのセッションで指摘されて気が付いたこと。
だからこそ、まずは夫婦生活で「自分が責任を取る」「自分が幸せな家庭を築く」ことに取り組んでいきたいと思っています。
そのために、彼氏とは月に1度、お互いが何を考え、何を感じているかを話し合うための時間を設けることにしました。そうすることで、私は元々伝えていたのですが(笑)、彼も私に対して「もっとこうしてほしい」とか「こういうところを直してほしい」と言いやすくなったようです。
そして、今一番力を入れているのが「理想の新居」を描くこと。これもパートナーと同じように理想をたくさん書き出して、「そういう物件が見つかっていい!」と自分に言い聞かせています。
自分の理想を自由に描いて良いし、思った理想は本当に叶う。リターンスクールを通じて、私はこのことを実感しました。私にとってリターンスクールは、新たな人生を進むきっかけになりました。本当に感謝しています。