「自分を変えたい」と思いリターンスクール受講を決めたという、ニックネーム「かっくん」。リターンスクールで学ぶワークや、ファシリテーター二人と行うセッション、さらにはカリキュラム期間中のある「出来事」を通じて「目の前の現実を創り出しているのは自分」ということに気付く体験をしたと言います。
「他人を変えたい」から「自分を変えたい」へ
ーーリターンスクールを受講する前の状況を教えて下さい。
個人事業主として仕事をしているのですが、当時は「もっと売り上げを上げたい」「もっと仕事をスムーズに進めたい」と思っていました。そして、今振り返ると、上手くいかない原因を他人のせいにしていたような気がします。
例えば、仕事が自分の思うように進まないと「部下が変わらないから、仕事がスムーズに行かないんだ」と考えることが良くありました。
しかし、そんな矢先に「周りを変えるためには自分が変わるしかない」「自分が変われば周りの人々や環境も変わる」という話を聞きました。そして「自分を変えたい」と思っていた矢先にリターンスクールのお誘いを受け「やります!」と即答しました。
ーーリターンスクールを受講し始めて、感じたことはありますか?
第一講で行う「インスピレーションキーワードワーク」が、私にとってはとても衝撃的でした。自分の中に「こうしないとダメ」とか「こういうものだ」という固定概念が強くあって、凝り固まっているのだ、ということに気付かされたのです。
例えば「成長するためには、学ばなければいけない」だから、部下に対しても「もっと勉強しろよ」とか「何でやらないの?」とイライラしたり、責める気持ちがあったように思います。
目の前の現実がゴロッと変わった!
ーーリターンスクールを受講することで、何か変化はありましたか?
リターンスクールで取り組むワークやセッションを通じて、どんどん自分自身の「土台」が出来上がっていったと感じます。
セッションで今でも覚えているのが「自分をよく見せようとして、ハリボテを作っている」そして「外部の情報に踊らされすぎ」とズバッと指摘されたことです。自分自身は決してハリボテを作っているつもりはありませんでしたが、当時の私は「周りを変えよう」とするあまり、自分の内側を深く見に行ったり、自分の意識や考え方を変えようとは思っていなかった気がします。
「ハリボテを作っている」「外部情報に踊らされすぎ」と指摘されて、私は自然と「そうだよねー」と思い、同時に「そこまでわかるこの人ってスゴイ!」と感じました。
ーー「自分を変える」というのは、なかなか大変なことだと思います。
リターンスクールでは「目の前の出来事は全て自分が創り出している」と教わります。ですが、当初の私は「は?」という感じでした。部下が動かなかったり、やる気がなかったりするのは相手の問題で、自分は関係ない。そう思っていました。
ですが、リターンスクール3回目の時、その現実を体感することが起こりました。
それまではZOOMを使ってオンラインで行っていた講義を、3回目はリアルで集まろう、という話になりました。
私が住んでいるのは山口。スクールの会場は広島。当時は新型コロナウイルス感染症の影響がまだ強く、広島は特別警戒区域に指定されていました。私は、広島で現地参加したいと家族に伝えましたが猛反対を受け、他のメンバーは現地参加、私だけZOOMでの参加となりました。
その時、ファシリテーターが私に「『どうせ家族に反対される』と思ってなかった?」と尋ねました。私は、こう答えました。「はい、思ってました」。
スクールは次回も広島で開催となり、ファシリテーターは私に「現地で参加している自分の気持ちをしっかりイメージして、それからご家族に話してみて」と伝えました。
私は言われたとおり、次回の講義を現地参加して、大きな学びを得ている未来の自分をイメージして、家族に「来月、広島での講義に参加したい」と伝えました。
返ってきた答えは「いいよ!」。あっけなさ過ぎて、拍子抜けしました。本当に、自分が何を見て、どう感じるかで現実がゴロッと変わることを目の当たりにしてしまったのです。
出せば、それ以上になって返ってくる
ーーそれはものすごい変化ですね。
本当に、自分でもびっくりしました。自分がどれだけ理想を見続けるか、自分が望む未来を描き続けるかが大切だと、この時に強く実感しましたね。
それは、仕事面はもちろん、家族との関係にも表れてきました。リターンスクール受講前、私は妻とあまり良好な関係ではなく、娘とはほぼ話せないような状態になっていました。
ですが、私自身が家族とどういう関係でいたいかを描き、その未来を見続けた結果、妻とは以前とは比べ物にならないほど仲良くなり、色々な場所へ二人で旅行をしようと話し合うほどになりました。そして、娘とはいつの間にか自然と会話ができるようになっていたのです。
何か、ものすごく大きなきっかけがあったわけではなく、私の中では「なぜかそうなった」という印象です。ただ、ファシリテーター二人は毎回、私自身が気づかない変化のポイントに気付かせてくれました。
リターンスクールを受講していなければ、仕事場も家庭ももっとギスギスして、生きづらい環境になっていたのではないかと思います。今は、本当に楽しくて幸せです。
ーー最後に、この記事を読んでいる皆さんへ一言お願いします。
私は、受講を即決したものの、正直「けっこう費用がかかるな」と思っていました。でも、今はそれ以上のものが返ってきた、受け取れたと本当に嬉しく思っています。
「出せば、それ以上になって返ってくる」というのが私の信念なのですが、これは本当にリターンスクールを通じて学ばせていただいたものです。自分ができることを誰かに提供すれば、必ず何かの形で返ってくるし、誰かを応援すれば、誰かから自分が応援される。このことをリターンスクールで体感しました。
費用を見て「えっ」と思う方もいるかもしれませんが、きっとそれ以上の経験や体験、様々な価値を得ることができるはず。ぜひ、思い切って飛び込んでみていただけたらと思います。