子どもの頃から「生きていたくない」という想いを抱えて生きてきたという、ニックネーム「ちーちゃん」。
夢や希望を持つことができなかったちーちゃんは、リターンスクールに出会い、自分を認め、解放することで「本当の願い」に気づくことができたと言います。
ちーちゃんはリターンスクールでどう変化し、今はどんな未来を描いているのか、聞いてみました。
「生きていたくない」から「生きたい!」へ
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リターンスクールを受講する前の状況を教えて下さい。
私は子どもの頃からずっと「生きていたくない」という想いを抱えてきました。夢も希望もなく、自分には何もないとすら思っていました。
リターンスクールを知り「受講してみたら良いよ」と言われても、私はかなり抵抗していました。でも、心のどこかで気になっていたこともあって、思い切って受講してみることにしました。
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リターンスクールを受講して、何が変化しましたか?
リターンスクールを始めてすぐ、足の小指をぶつけて骨折しました。その流れで、ずっと痛みがあって気になっていた他の部分のレントゲンも撮ってもらったところ「骨腫瘍ができていて、骨が溶けている」とお医者さんから言われました。
腫瘍が良性か悪性かもわからない状態で、リターンスクール2講目の日を迎えました。その時、生まれて初めて自分の心の奥深くと繋がり「私は生きたい!」と叫んでいました。
自分でも、びっくりしました。ずっと「生きていたくない」と思っていたのに、頭ではなく潜在意識では「生きたい」と思ってるんや、と自分でも気づいていなかった自分に気づくことができたのです。これは、本当に驚きでした。
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自分の「本当の気持ち」が出てきたのかもしれませんね。
そうかもしれません。子どもの頃からずっとガマンして、自分を出さないようにするクセがあったので、本当は自分自身の気持ちや感情を思い切り出したかったのかもしれません。
リターンスクールでは、ファシリテーターのお二人が「何を言っても大丈夫」「本当の自分を出して良い」という空気感で話を聞いてくださっていたので、本当に自分が感じていることを正直に話すことができました。
ずっと「自分の本心」や「傷ついている部分」を隠して生きてきたので、そういう一面を出せたこと、それを受けとめてもらえたことが本当にうれしかったです。そして「そういう面を持っている私」を知ってくれている人がいること、苦しい時に「苦しい」と言える相手がいてくれることが、色んなことを一人で抱えて生きてきた私にとって、何よりも本当にありがたいことなんです。
感情を開放したことで「使命」が見えた
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リターンスクールを受講して、どんな変化がありましたか?
「定職に就いていなければいけない」「今の仕事以外に、自分にできることはない」と固定概念にガッチリ縛られていた状態から「今の仕事を続けたくない」という自分の本当の想いに気づくことができました。
そこから「本当に自分がしたい仕事は何か」「自分だからこそ果たせる役割があるのではないか」と思い、色々なことを学んでみました。そして、私は整体の仕事と出会いました。そして、私は「整体の仕事にチャレンジしてみたい」と思ったのです。
そう感じ始めた矢先、私自身は「今の仕事を辞めることはできない」と思いこんでいたのですが、なぜか「辞めざるを得ない」ような出来事がいくつも起こりました。そのため、私はある意味「独立・開業するしかない」状況になりました。
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実際に独立してみて、いかがですか。
開業して間もなく4年が経つのですが、自分が「本当にやりたい仕事」に取り組めている喜びを感じています。チャレンジすることで自信がついて「もっとこうしたい」「こういうことに取り組んでいきたい」という新しい仕事への意欲も湧いてきました。
元々学んできた整体から離れて、私独自のメソッドを確立して皆さんに提供することにしたのです。身体を整える技術を学んだことで、私は自分が「身体を通じて感情を開放する」お手伝いができることに気が付きました。
整体の施術をしていると、相手の身体の一部に感情が宿っていると感じることがありました。例えば「腰が怒っている」といったように、です。それを相手の方と一緒に解き放つと、自然と身体が最適な状態に整ったり、心が整ったりする。そういう経験を通じて「これこそが私がすべき仕事だ」と思ったのです。
相手のどこに感情の滞りがあるのか。それは、私自身が感情を押し殺して生きてきたからこそ感じられるのかもしれません。そして、その感情をリターンスクールを通じて解放することができたからこそ、私が取り組みたいことに繋がっていったのだと感じます。
さらに、リターンスクールを受ける前の私だったら「お世話になった整体を手放すなんてできない」「自分のメソッドなんて作れるわけがない」と思っていたと思います。リターンスクールを通じて自分を認め、自分自身の本当の想いを聞き、それを大切にできるようになったからこそ、今がある。そう感じています。
「あの時の自分のおかげで、今がある」
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最後に、この記事を読んでいる皆さんへ一言お願いします。
私はリターンスクールがどういうものか、何をするのかもほぼ知らないまま、自分の直感を信じて飛び込みましたが、飛び込んで本当に良かったなと思っています。
私の場合「自分には何もできない」「生きていたくない」と思っていたところから、自分のことを信じ、「答えは自分の中にある」と思えるようになったことで、今では「生きているのが楽しい!」と胸を張って言えるようになりました。
私も始める前は「リターンスクールで何も変わらなかったらどうしよう」と心配したこともありました。でも、今は自信を持って「どうせ変わるから大丈夫」と言えます。いつか、勇気を持って一歩踏み出した自分を褒めてあげられる日が必ず来ると思います。
私自身も「あの時の自分のおかげで、今がある」と思えています。本当に、一歩踏み出した過去の自分自身に感謝しています。だからこそ、みなさんが、もし気になっていたり変わりたいと思っているのなら、一歩踏み出してみてほしいです。